情報を整理することは時短になる！|初心者のデザイン覚え書きその1

この記事で伝えたいこと

イベントのチラシを作るときに、まず情報の整理から始めましょう。
何より大切なことはどの情報を伝えるのか取捨選択することです。
いきなり、デザインソフト上でデザインを始めるよりもはるかに効率的に完成に近づきます。

情報を整理して、時短をしよう！

伝えることと伝えないことを整理することは、結果的に時短につながります。

そんなイメージです。

そう思うかもしれませんが、
私はデザインを始めたばかりの時、この基本がわかっていませんでした。

「ごめん、シロデザくん。明日までに地域向けのイベントフライヤーを作ってほしい」、
とかよく言われるのです。

そうすると時間がない焦りから、
いきなりイラストレーターを立ち上げ、
イベント名と日時と場所を入れて、
え〜っと、キャッチコピーを、プログラムの内容を…

そうやっていると、進んで形になっている気がしてきます。
でも下のような修正が重なって、時間が消費されていきます。

で、出来上がった後に、「あ～MAPのQRコード入れとけばよかったぁ」とか、
「よく考えたら子ども向けのイベントなのに、やたら堅い言葉つかってんな」
とか、後悔するのです。

でも最初に情報を整理しとけば、あとはそれをパズルのように当てはめていけばいいだけです
（話をめちゃくちゃ単純化していますが）。

つまり情報の整理は遠回りのようで、時短につながります。

なにを伝えるのかは、あなたの親切心

ではどのように情報の整理をするべきか

これは「チラシを見る人に対して、どんな親切ができるのか」、ということを考えるようにしています。

タイトルやキャッチコピー、プログラムの内容、日時を入れるとして、そのほかにも書かなくてはいけないことがあるかもしれない。

そんな時は、「イベントに参加したい人の不安を解消したいな」と考えます。

そしたら、
・自家用車で来る人は駐車場があるかどうか知りたいかもしれない
・遠方から来る人にとっては、雨天の場合イベントを中止するのか知りたいだろう
・近隣の主要駅からのアクセスを載せておこう
・イベントのHPやアクセスのQRコードを載せておいた方が、手っ取り早く情報をつかめるかも
などなど、いろいろ出てくると思います。

でも逆に親切がすぎると、記載するものが多すぎて大切な情報が伝わりにくくなるというジレンマが発生します。

だから適度に情報を断捨離する必要が出てきます。

そんな時に便利なのは次の方法です。ズバリ、

これが一番手っ取り早く、必要な情報を選別できる気がします。

情報の断捨離。シチュエーションコントで載せる情報を決める

上に書いたように、チラシには多くの情報は載せられません。
伝えることがいろいろある中で、何を伝えればいいのか？
その制約を考える上で、次のようなシチュエーションを想像してみましょう。

あと数分で知り合いが乗った新幹線が発車するとしたら何を伝える？

Mission	あなたは、もうすぐ発車する新幹線に乗る知り合いをイベントに誘う
場所	新幹線のホーム
キャスト	あなた、知り合い（イベントに一番参加して欲しい人）
誘うイベント	「カジュアルクラシックライブ」 （普段クラシックを聴かない層に向けたカジュアルなクラシックライブ）
残された時間	発車まであと2,3分ほど

Prrrr…プシュー（ドアが閉まる音）

まあこんな都合のいい会話はないかもしれませんが、
新幹線ホームでの脳内コントをやると意外と何を載せた方がいいかが整理されます。

よければやってみてください。

あとがき

以上が、情報を整理することに対するデザイン初心者である私の覚え書きです。

「当たり前じゃないか」と思う人も多いかと思うのですが、私は焦れば焦るほどこの部分をショートカットしがちです。

なので、時間がない時の心のブレーキ、基本のキとして、今回この記事を書きました。

読んでくださりありがとうございました。